氷室さん情報・番外編
このページは閉鎖されたネジ花さんのHPからそのまま転載したものです。 以下は本文に一切訂正等入れていませんので、ここでの「私」はネジ花さんのことになります。

私のちんまりとした蔵書の中から、探り出した氷室冴子さんです。各本へのコメントは、氷室さんファンとしての贔屓目欲目にみちた偏見があることを、御理解くださいませ。

タイトル 援交から革命へ
多面的解説集
著者名 宮台 真司
出版社名 ワニブックス 発行年月 2000年9月
価格 \1,500 ISBNコード 4-8470-1354-9
宮台氏が、振り返ってみると、まだまだ「いや〜ん、恥ずかしい!」な懐かしさを感じる90年代に依頼された解説と、その解説を依頼した方の解説への感想を(ちょっとややこしい言い方ですが)編集された本です。
そのなかで、文庫本版「海がきこえる」の解説『うみがきこえる』のロマンチシズムのお返事として、氷室さんが「爽快だった読後感 」とコメントされています。
私は、宮台氏が解説で力説されていた「海がきこえる」この魅力である既視感を感じることができなかったから、いまいち馴染めなかったのかな〜。それにしても、宮台氏って、ちょっとイヂワルよね、憎めないけど。位の感想しか持てなかったのが情けない。
それに比べ、氷室さんのコメントは、もっと大人で真直ぐで、「は〜ぁ」と唯々溜息でございます。
宮台真司氏のHPはこちら-MIYADAI.com


タイトル 近頃、気になりません? 著者名 新井 素子
出版社名 講談社文庫 発行年月 1999年11月
価格 \648 ISBNコード 4-06-264733-8
卷末エッセイ「野菜畑のマダム・アリス」を氷室さんが執筆なさっています。
え〜と、4ページ…ですね。普通は解説と呼ぶべきかもしれませんが、
氷室さん御自身が、タイトルをつけエッセイとおっしゃっているのですから、
これは、まぎれもないエッセイなのです!!!(笑)
新井素子氏とのほのぼのとした仲の良さが、温かく伝わってきます。


タイトル 十人十色
「源氏」はおもしろい
著者名 瀬戸内 寂聴
出版社名 小学館文庫 発行年月 1998年12月
価格 \457 ISBNコード 4-09-402112-4
この本は、持っていたと思うのですが、探しても探しても見当たりません。
引っ越しの時に、瀬戸内 寂聴さんの本を何冊か手放したのですけれども、
もしや、その時…!!!あやふやな記憶だけですが、「優矛不断な光源氏」のお題で 氷室 冴子さんとの対談が、載っていたと思います。


タイトル 鳥取NOW・第42号 著者名  
出版社名 鳥取県広報連絡協議会 発行年月 1999年6月
価格 \300 ISBNコード なし
鳥取県総合情報雑誌「鳥取NOW」の42号で  特集とっとりで花に会う/県立フラワーパーク「とっとり花回廊」(文・氷室冴子)

HPは、こちら。
バックナンバーに、42号が紹介されています。
私は、通信販売で購入しました。とても気持ちの良い対応をしていただいて、
氷室さんとお会いした担当者さんから、「氷室さんは素敵な人でしたよ。」と
コメントが添えられていたのが、とても嬉しかったです。


タイトル 少女物語 著者名 阿久 悠〔ほか〕
出版社名 朝日新聞社 発行年月 1998年5月
価格 \1,400 ISBNコード 4-02-257251-5

「少女物語」このタイトルだけで、もうクラクラとしてしまうのですが、
ちょうど、氷室さんがデビューなさった頃に、絵本や、児童文学を卒業して、ちょっと背伸びしてみたくなった乙女達が読みはじめる少女小説と呼ばれていたお話(今のライトノベルとはちょっと違う)

-この本に棲んでいるのは あの時の私-

本の帯にそう書かれていたのですが、その通りせつなくて懐かしい作品が揃っています。
氷室さんの作品は、「あひるの王様」です。
「さようならアルルカン」に収録されている「アリスに接吻を」や「妹」
それに「いもうと物語」にあるような、「あたしだって、大人との隔たりみたいな物を理屈では解らないけれど、ちゃんと感じて悩んだりしてるんだよー!」 そんな叫びが聴こえるようなお話です。
(あ!もちろん、氷室さん以外の作家さん達の作品も素敵です。)


タイトル 私の文章術
(リテレール・ブックス 9)
著者名 安原 顕(編)
出版社名 メタローグ 発行年月 1994年9月
価格 \1,456 ISBNコード 4-8398-1009-5
47人もの方々が、御自分の文章や文体へのこだわりをテーマに書かれたエッセイ集です。
こむずかしい理屈を頭の中で組み立てていらっしゃる方もいれば、神経質なまでに繊細に気を配っている方も、豪快さが清清しい迄の方もいらっしゃいます。
「なるほどー」と尊敬したり、「ふ〜む」と考えさせられたりする中で、氷室さんのエッセイ「私にとっての名文、それは恋文」を読むと、
『やっぱり、好きなんだなぁ〜。』ってしみじみ、ホッといたします。

タイトル 少年少女古典文学館 3
落窪物語
著者名 氷室 冴子
出版社名 講談社 発行年月 1993年12月
価格 \1,800 ISBNコード 4-06-250803-6
日本版のシンデレラ物語の定番ですね。
「少年少女古典文学館」の名に相応しく、現代文で書かれています。
事細かに注解があり、それがまた楽しいのです。この落窪物語を読んだ後に、
田辺聖子さんの「舞え舞え蝸牛(新・落窪物語)」を読むのもまた一興です。
…って、他の作家さんの作品をここで勧めていいんでしょうか?(笑)

タイトル 片想い 著者名 中島みゆき
出版社名 新潮文庫 発行年月 1987年7月
価格 \480 ISBNコード 4101283044

残念ながら、この本は「絶版」になってしまっているのですが、
氷室さんが解説をしています。

ーー他人との距離がうまくとれずに、勝手に傷ついてしまって、
それが自分のせいだということをよくよく承知しているような、
だからますます出口無しになってしまうようなところがかんじられた。ーー

(解説より抜粋)と、中島みゆきさんを御覧になり
そして…

ーーその乱れない視線が、好きだ。〜略〜
そういう眼をもっている中島みゆきという女性が、好きだ。ーー

(またまた、解説より抜粋)

私は、そんな厳しいけれど冷たくない、優しいけれど甘くない、
氷室さんの視線が好きです。ぽっ…
どこかで、この本に出会ったら、ぜひ手にとってみて下さい。


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