ジャパネスクな旅
−迷宮旅行社−


風俗博物館→西本願寺→二条城

3日目。15(火)


3日目。
本日最終日。ホテルの近場を回ることにする。まずは、風俗博物館だ。
風俗博物館
平安時代の十二単や束帯姿などの装束を着た等身大の
人形を展示している。
料金:400円/開館時間:9:00-17:00/休館日:日祝日
展示入れ替えのため休館することがあるので、
問い合わせのこと。電話:075ー361ー8388

昨日ぐっしょり濡れた靴も乾き快調だ。雨もぱら。という感じである。
この辺にあるんだけど。。と思い歩いていると、とあるビル、
どう見ても、ふつうのオフィスビルらしいところに風俗博物館とある。
「?」が頭にいっぱいになり、そううと入ってみると、そこは事務所
だった。線香のニオイがする。?とおもうと、仏具屋であった。
そこの社長の個人的趣味で、5Fを博物館にしているらしいと
いうことが分かった。なんて怪しいところなんだ。。。と不安と期待で
5Fについた。ぱっと、エレベーターのドアが開いたら、そこが、
博物館だった。。。。おいおいおい。と感じでいっぱいだ。

確かに源氏物語の六条院が再現されている。
しかし、、ただそれだけだった。本当にそれだけだった。
八畳の二間ぶちぬきくらいのフロアに六条院が再現されていた。
おばちゃん受け付けが一人いた。お金は要らないらしい。
(当たり前かもしれない)
しかし、再現というのはお目にかかったことがない。いい機会だと
思って、喜んで見させてもらった。さすがに、読んだだけでは
わからない部屋の間取りとか良く分かる。枕草紙の口語訳。
橋本治さんの枕草紙に部屋のこととか書いてあったけど、
女房は廂に寝てる、廂のさらに廂が孫廂というのが良く分かった。
寝てるところに男たちが外から、おおいというのかい??と
思っていたが、最初から場所が違っていたのだ。そこはそこ。
遊びに来る所は又別にあるということだ。

ううん、こんなところに瑠璃さんがすんでいたのね。。。
寒いわねえ、これは。ぜんぜん壁がないよねとしみじみ思う。
もう少し早くこういうのがあって、見に来ることが出来ていたら、
ハマリ方が違っていたはずだ。国文の授業でも違った楽しみかたが
出来るってもんだ。残念だ。ものすごーく残念だ。
写真は撮ってはいけないとは書いてないし、言われもしない。
周りを見ると、間違って入ってきてしまったような観光客が
ぱちりと撮っている。気をよくして、ぱしゃぱしゃ撮ったが、
満足するほどではない。この受付けおばちゃんがいなかったら
心置きなく写真に収められたかと思うと残念でならない。
それにしても、うちらがぱちぱち撮っていると他の観光客といっても
2組くらいしかいないが、写真を撮り始める。
そりゃ、いまだけの展示期間だ。撮らない手はない。
まして、個人の社長の趣味だ。パンフなどあるはずも無い。
あったら、買っていただろうな。永久保存版だ。そのうち、
その1Fの事務所の社員が研修だといって、博物館を見に来ていた。
なんでも、着物の柄とかは勉強になるらしい。
法衣か?それにしても好きな人ならいいけど、嫌いな人は
たまらんだろうな。しかも社長の趣味だ。好き嫌いのはっきり分かれる
ところだ。源氏の着物の柄とかよかった。色あわせとかかわいいぞ。
くう。こんなことが許されるのは、光源氏だけでしょうね。
それにしても、平安時代って結構楽しかったかもしれないな。
いちお、もう一部屋あるらしく、そこに行ってみると、等身大の
人間が十二単を着ている。一室をあらわしているようだ。

しかし、でかい人形は気持ちいいものではない。気味が悪い。
とっと去ることにする。それにしても、もっと大きな博物館だと
思っていたので、残念であった。ホテルにもやってますとかいう案内の
一文があったが、これほどのところとは。騙されてしまった気分だ。
内容的にはよかった。大きいところでやったらいいのに。と思いつつ、
目の前の西本願寺へ行く。本願寺は蓮如の行事をやっていて垂れ幕
とかはっている。全国から信者さんが来るのだ。本堂のとなりには、
場違いなイス席がところせましと並んでいる。うーん、、という気分。

西本願寺
親鸞上人座像を安置する御影堂、阿弥陀堂,唐門や,桃山文化を
代表する絵画、彫刻などを集めた書院があるが,書院参観は事前に
往復ハガキで申し込みが必要。境内自由。/電話:075-371-5181
参観時間:6:00-17:30/市バス西賀茂車庫行き西本願寺前下車

本堂は広い。こんな所でお祈りをすると、神妙な気分である。
しかし、線香はくさい。うちは、神道だ。榊でよかった。ニオイが
つかないもんね。と考えつつ、お坊さんの掃除の苦労を考えた。
太っ腹と思ったのは、拝観料をとらなかったことだ。
次に東本願寺にも行こうかと思い、しばらく線香のにおいのたちこめる
道を歩いたが、結構東本願寺というのは遠いということが分かり、
止めにした。歩いては行けない距離みたいだ。時間が無いので、
ゆっくり歩けなかった。それにしても、仏具屋の多いところである。

ホテルをチェックアウトし、二条城へ向かう。
二条城
1603年に徳川家康が建てた城。くわしくはこちらをどうぞ

雨が降ったり止んだりで、傘が手放せない。ついでにむしあついし。
二条城もやはり、修学旅行生と外人さんのメッカだ。
外人さんは、家族づれが多い。反抗期なんてものはないのだろうかと、
少し考える(海外いけるだけでもめっけもんか?)
二条城は中学のときにきたが、なんとなく覚えていた。
しかし、こんなに広かったのかな。と思う。障子張りの廊下は
開け放しても当時は暗かったろうにと思う。あちこち、音声での案内
スイッチを押しながら、一周する。二条城には庭園があるらしい。

庭園は、そういえば行ってないように思われた。
綺麗に手入れの行き届いた庭である。よく、お姫様とお殿様が
鯉にえさをやるシーンで登場してきそうな感じだ。
所々にみえる消火栓の文字が雰囲気を壊しているが、
仕方ないことだ。広い庭を一周し、二条城を後にした。

京都駅には少し時間が早かったが、とっととついた。
帰る準備は万端である。チケットの指定席の時間を早めてもらおうか、
といったような感じだ。京都は、なかなか行けないところだ。
行けてよかったとしよう。



一日目二日目

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