CIPHER

CIPHER(サイファ)
 アニス(アニス=マーフィ)は同じ美術学校に通うプロの俳優シヴァ(ジェイク=ラング)に 憧れて、「友達になりたい」と申し込んだが、ひょんなことから彼の重大な秘密を 知ってしまう。
 シヴァは双子の弟サイファ(ロイ=ラング)と二人一役でシヴァとしての生活を 送っているのだった。
 友達みんなを騙したことになると詰め寄って事情を聞こうと するアニスに、どうせみんな気づかないのだから友達なんてその程度だと サイファは言う。反発して秘密をばらそうとするアニスにシヴァとサイファは 2週間で自分達を見分けられるようになったら事情を教えてやると、賭けを申 し出る。

 アニスを軸に書かれているが、背景に「エデンの東」が流れる 双子の自立と成長を書いた物語でもある。




☆ここから先、ネタバレゾーン☆

ネ  未
タ  読
バ  の
レ  方
あ  侵
り  入
ま  禁
す  止


   SCENE1. DOUBLE STAR, AVENUE A
   SCENE2. GRANDMA CLOCK IN HAND
   SCENE3. BOYISH, EARLY SUMMER
   SCENE4. BIG APPLE→ORANGE COUNTY
   SCENE5. THE SLEEPING BEAUTY IN A HANDRED YEAR
   SCENE6. EAST END BOYS AND WEST END GIRL
   SCENE7. LIGHT AND SHADE
   SCENE8. LONG GOODBYE
   SCENE9. BAD DREAMS
   SCENE10. PERSONA(外的人格)
   SCENE11. RIPTIDE(心理的葛藤)
   SCENE12. PREPARATION(準備)
   SCENE13. TIMSHEL



DEANNA L JACKSON
1967.1.25
私はCIPHER自体は何度も読み返しているけれど、ディーナが出てくると 読むのが恐くなってしまって、読み飛ばしてしまうことが多いです。 あの場面を読んでしまうと泣きたくなっちゃって、何とかならなかったのかと、 ディーナを生かすように自分の中で都合良く話を作ってしまいそうになるんです。 人の死を受け止めるって、すごく大変なことだと思います。 偉いなあ、シヴァ。
いずれにしても、ディーナという個人をもう少し見ていたかったです。 性格もほとんど分からないまま亡くなってしまったのは残念でなりません。 物語の構成上ではディーナが亡くなることは仕方のないことなのでしょうが、 せめてもう少しシヴァと幸せでいてくれれば、と思ってしまいます。 リトルディーナがディーナの分も幸せに生きてくれればと願うばかりです。

とまあ、暗い話は置いておいて・・・。

ANISE (MURPHY?)
1969.10.4
アニスのような生き方ができると楽しみが広がって きっとおもしろいだろうと思うけれど、人一倍大変でもあるんだろう。 アニス自身、弟の怪我や両親の離婚のことで負い目をもっている。 だからこそ、それを克服しようとしてシヴァに話しかけたのだ。 シヴァ(実はサイファだけど)に「友達になりたい」と申し込むなんて勇気あると 思う。

CIPHER and SIVA
1968.2.4
CIPHER (ROY RANG)
【名】アラビア数字、ゼロ
【名】暗号、略号、暗号を解く鍵、暗号文
【名】とるに足りない人[もの]、ろくでなし
【動】計算する、考え出す、暗号にする
SIVA (JAKE RANG)
【固名】(ヒンズー教)シバ


双子のうちでどちらが好きかということになると、やっぱりサイファのファンの 方が多いのでしょうか。主人公に感情移入してしまうと、アニスが主人公である 以上、サイファの方が身近に感じられますよね。しかも、タイトルロールだし。
双子の性格はどちらかというと、シヴァは近寄りがたいイメージがあるのに対して サイファの方は人に気を使ってくれるという印象があります。でも、シヴァも 何でもそつなく器用にこなすように見えて、実は自らの感情には 不器用だし。どちらも、本当にかわいくていい男ですよね。 まあ、2人とも売約済みですが・・・・。

HARU (HARUOMI TAKESHITA)
この人の登場で「救われた」と感じてしまうのは、7、8巻と救いようのない つらい場面が続くからなのでしょう。7巻からという遅い登場にも関わらず、 CHIPHERには、なくてはならない人物です。彼がいなかったらとサイファは 立ち直れなかったかもしれないし・・・。登場シーンもなかなかインパクトが あって「日本では大掃除は年末一回しかしない」と宣ってサイファに衝撃を与えたり 、「TAKE SHIT A」 という名前で墓穴(?)を掘ったりと、HARUらしくて良いです。

ALEXANDRA LEVINE
1968.3.15
レヴァインはやはりシヴァにとってなくてはならない存在。空手も柔道も黒帯という 強さなのに女性的な容姿と繊細さを持ち合わせている、まさに「バイオレンスとロマンスが 同居」しているレヴァインだからこそ、シヴァもディーナのことを逃げずに正面から 受け止めることができたんだろうと思います。
「天の神話・地の神話」にはジェイクをボスと読んでいた頃のアレクとシヴァがほ んの少し登場します。「ALEXANDRITE」も参照

その他

「ALEXANDRITE」に続く

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